包茎手術の必要性

実際に包茎だからといっても、本当に手術が必要になるのでしょうか?
実は、包茎の種類によってその答えは変わってきます。

●真性包茎の手術の必要性

●仮性包茎の手術の必要性

●カントン包茎の手術の必要性



真性包茎の手術の必要性

真性包茎のデメリットとしては、ムケないので亀頭の周りをうまく洗えない、性行為がうまく行えない場合がある。などということが挙げられます。

「真性包茎は絶対に包茎手術が必要だ」

とういう噂はたくさん有りますが、それは間違いです。決して早まらないでください。

真性包茎は自分で徐々にムクことができるので、真性包茎から仮性包茎にすることは可能です。お風呂に入ったときは、ムク練習と、恥垢(チコウ:亀頭の周りのチーズの腐ったような匂いがずる白っぽいアカ )を洗い流して清潔に保ちましょう。これは毎日続けることが大切です。

注意する点は、くれぐれも無理をしないこと。徐々にムクようにして、異変を感じたらすぐ医師の診察を受けましょう。基本的に、自分の指でムク練習をすれば十分だと思いますが、矯正器具も販売されているので必要ならば使用するのも良いでしょう。

「真性包茎で、手術以外の方法をいろいろ試してもダメだった。」

このような人は包茎手術しても良いとは思います。



仮性包茎の手術の必要性

仮性包茎のデメリットとしては医学的に見当たりません。よって、全く手術の必要は有りません。

なぜなら仮性包茎なら正常な性行為が可能ですし、ムイて亀頭を露出してキレイに洗いながせるので清潔にすることができるからです。

雑誌などで、

「モテない」

「性病に感染しやすい」

「ガンになる」

などむちゃくちゃなことを言って包茎手術を煽っている広告なんかがありますが、煽られないようにしてください。嘘ですから。



カントン包茎の手術の必要性

カントン包茎(嵌頓包茎)とは開口部が狭く、包皮をずらしても痛くてなかなかムケない状態にも関わらず、無理やり剥いて反転した包皮が亀頭の溝の部分を締め付け、もとに戻らなくなってしまった状態です。

放っておくと、亀頭に血がたまってどんどん元に戻らなくなるので早めの処置が必要です。

この対処法は、亀頭に血がたまっている状態なので、指で少し強めにつまみ、血液を逃がしてやることによって元に戻ります。ですが、どうしても不安だったり、なかなか元に戻らない場合は、早めに病院で医師に診てもらってください。

このカントン包茎は、真性包茎の人がムク練習によって、少し強引とはいえ、ムイて亀頭を出すことができたということです。あまり無理をしないでムク練習を続ければ、手術をしないで仮性包茎にすることが可能です。


以上のことから、

真性包茎でも、カントン包茎でも包茎手術が必要と言うわけではないことが言えます。

でも、外科的治療以外のことをやりつくし、それでも仮性包茎にならなかった場合は、包茎手術が必要になります。

この場合、医師は「真性包茎」と診断しますので、健康保険が適用になり、包茎手術の費用は2〜4万円くらいで済むことになるはずです。

包茎手術をすることになった際には、医師に不安な事などを全部質問するようにしましょう。決して恥ずかしいことではないのですから。

その場合、一応最終確認として、もう包茎手術以外に治す方法はないのか?今の年齢で包茎手術をしても問題ないのか?ということも聞いておいた方がいいでしょう。

また、こういった質問や悩み、不安をしっかり聞いてくれて、丁寧に教えてくれる医院・クリニックを選びましょう。